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日本のエンターテインメント(文化)で輸出できるものはゲームとアニメそしてテクノ
日本のテクノロジーがなければできなかったもの。。
21世紀じゃなきゃできなかったと言ってほしい
日本のいいとこをうまく使ってるよねと言ってほしい。
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スピードが速くなくても、ヨーロッパぽくなくても
クラシックのなかにも、町の騒音にも(笑)
それを音と映像で表現できたらいいなと
とくにこういうジャンルでやっていこうとか
トランスはこうだとカテゴライズの中で縛られて音作りをしていきたくない。
色々と可能性はあると思うんで。
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今の演奏スタイルは自分らが考えたものだけど
別にキーボード奏者だからってキーボードを弾かないとってわけじゃなくて
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基本的にはコンピューターが立ち上がってるんだけど
あらかじめ決められたボタンを押して映像を立ち上げるとかってわけじゃなくて
リアルタイムでMIDIのキーボードででネタを音楽に合わせて動かしている
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トランス=ハイエナジー、ハイテンション、アッパーなイメージだけは
固定したくはない。
聞き方次第 環境なんです。TPOなんですよ。
音量を小さくすれば寝るのにもいいし。
大きくかければ車でがんがんでスピードあがっちゃうなんてね(笑)
もちろんクラブとかでやれば、それなりになるし。
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MYLES COOPER
EXECUTIVE PRODUCER PHAT PLANET
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GABALLの凄いところは日本の個性をうまく生かしているところにあると思うんだ。
今までの日本人と違ってヨーロッパのものを真似ていないから、
日本文化が垣間見れるしね。
ライブ映像にもその要素が多く含まれていたね。
特にプロダクションは、ヨーロッパやアメリカでは真似できないような
日本の技術が凝縮されていて素晴らしかったよ!
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かつてYMOがあった。
テクノという単純なジャンルでは到底くくりきれない影響力を発揮した三人組。
NYではアフリカ・バンバータを経由してヒップホップ創成期のリズムを変化させ、
パリでは東京発のファッションに目を向けさせ、ひいてはのちのワールド・ミュージックの
マーケットの下地をも作った上に、現在のトランスの源流にも存在する彼ら。
世紀をまたいだ今になって、ようやくあの三人組の意義が全体的に
見渡せるようになったのではないかとさえ、僕は思っている。
そういう意味で、「GABALL」は“世界にとってYMOはなんであったか”を
検証するために生まれてきたユニットだと言ってもいい。
事実、小室哲哉は「坂本龍一に憧れていた」と公言している。
原田大三郎もまたYMO直後にラジカルTVという“二人組”を結成していたのだし、
ドラゴンもYMOチルドレンといっていい世代のDJである。
エポック・メーキングな事象は、基本的に一世代を経ないと完全な把握が出来ない。
ほぼ二十年の時間を通して、初めて影響力の広がりを確認することが可能になる。
だから、タイミングとしてはこれ以上ない。彼ら「GABALL」は
生まれるべくして生まれたユニットなのだ。検証とは決して後追いではない。
例えば、作家は自分が愛する作家の作品を検証しながらまったく新しい小説を書く。
絵描きも同じ行為の中から異なる手法を編み出していく。
ルネッサンスが“ギリシャの検証”から生まれたことは僕が言うまでもない事実だ。
つまり、検証は芸術の基礎行為なのである。「GABALL」もまた、
緻密な検証の中から二十一世紀の音楽を生み出そうとしている。
それはユニットの斬新な組み方でもよくわかる。映像作家として原田大三郎を呼び入れ、
彼をメンバーとして“三人組”を形成していることは、音楽というジャンルそれ自体を
検証し、リクリエイトしようとしている姿勢のあらわれに違いないのである。
さて、この検証がYMO以後の音楽をどう組み替えていくのか。
「GABALL」はまだその全貌をあらわしてはいない。
ひょっとすると、二十年後に彼ら自身を検証するユニットを、
すでに我々は必要としているのかもしれないのである。
TEXT BY いとうせいこう
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